公演させていただきました

−椅子に座ればご飯が出ることの意味−

本日は@wheelchair_sprint_runner_tatsu
伊藤選手の紹介で
福井キワニスクラブの例会で講演をさせていただきました。
内容としては
障がいと共生社会について、理学療法士からみた視点と
能力の獲得と維持についてお話しました。
障がいのある子供を始めとした奉仕団体の皆様に対して、
専門職からみた現状をお伝えするには少し厳しい内容でした。

少し紹介しますと
・共生社会とは社会が歩み寄りをしているので障がいがある方も歩み寄るよう促されていること

・支援者の支援が過剰だと能力は低下すること

・親が子供から離れないと自立心や自主性が生まれないこと

・モチベーションを低下させるのは支援者からの過保護であること

・支援者は被支援者を不当に低く扱うこと(成人した選手に〜〜ちゃん、子供扱いなど)

・知識のないボランティアはすることにリスクがあるということ
そのため支援者を育てる学習施設が必要であること

・障がいのある方は個人事業主に近いということ(個人の責任が実は大きい)
などです。

これは椅子に座ればご飯と箸と全てが出てくる家庭に近いです。

なぜ用意されるのか?
それは用意する側の段取りを邪魔してほしくないという側面があります。
キッチンに立たれると仕事がはかどらないためとも言えます。
つまり支援者は支援しているようで自分の段取りに当てはめてしまうことがあります。

そして家庭から用意してくれる人がいなくなると、ずっと用意されていた人は箸の場所や食器の場所も分からない状態になります。
「おーい母さん、俺の洗濯物どこだ?
あ、もういないんだった…。困ったな…。」と昔テレビで熟年離婚を扱ったドラマで聞いたセリフです。

障がいを持つ方の親はいつまでも存命ではありません。
自主性が育つような適度な負荷をかけていくことが優しさなのではないかと思います🙂

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